その結婚、私がします ネタバレ47話【ピッコマ漫画】皇帝の過去とリリアンの心の揺れ

セレスティアンが表立ってアプルカ侯爵夫人たちを叱責してくれたのを見て、自らの出番だと感じたリリアンは気丈に振舞い謹慎を言い渡しました。

皇后の素晴らしい振る舞いを見せたリリアンに、皇帝は侍女長が言っていた事を思い出していたようです。

しかし、リリアンはいつもは躓かない医師にさえひっかかり転びそうになるほど憔悴しきっていました。

心配した皇帝が提示した、望み通りにすると言った事にリリアンはどのような結論を出すのでしょうか。

また、リリアンをそこまで心配する皇帝にはどんな理由があるのか明らかになるようです。

その結婚、私がします47話のネタバレ込みあらすじ

皇帝がリリアンに優しくする理由

皇帝はリリアンに、アプルカ侯爵夫人たちへの処分をどう望むか尋ねていました。

リリアンは何もしなくていいと伝えます。

皇帝は納得できない様子で、リリアンを苦しめた人たちが許せないようでした。

それでもリリアンは、すでに謹慎を言い渡しているので罰を与えたと主張するのです。

身体的苦痛でもなく、財産の没収でもない罰は罰ではないと考えます。

しかし、一度処罰したものを同じ理由で処罰は出来ないのでした。

リリアンはそれを理解し、皇帝は必ず手出しする事を想定して罰したのだと考えます。

皇帝はあまりにも軽い処罰を与えたリリアンが、聖者に見えるのです。

それでもリリアンは、アプルカ侯爵夫人たちは名誉を失くし暫くは社交界に顔を出すことが出来ないだろうと予測するのでした。

同時にあの人たちに神経を使いたくないのです。

それでも皇帝は、結果は因果応報だと指摘します。

そして、怖くないかとリリアンに尋ねました。

皇帝が心配しているのは、リリアンが大勢の人から批判されるのを恐れるのではないかと言う事です。

リリアンは逆に皇帝は怖くないのか尋ねますが、元々恐れるならば皇帝にはなれないと胸を張りました。

しかし、それは小さい頃からのものではなく克服したものだとリリアンは勘づきました。

自分の想いに自信がなくなる

部屋に戻った皇帝とリリアン。

皇帝はなぜ大勢の人からの批判が怖かったのか、話始めました。

原作を知っているリリアンでさ知らない話だったのです。

呪いがかけられた直後の話でした。

皇城をに戻った皇帝を待っていたのは母親です。

そして、寝室に戻ると数十人の人が待っていました。

友だちに先生にその母親までもが待っていたのです。

皇帝は母親が快く迎えてくれると思っていましたが、勝手に出ていった事を責め立てられる事ばかりでした。

それは、母親からだけではなくその場にいた皆に責められてしまったのです。

皇帝は言われた事は間違いではなく、正しい事を言っていたと振り返るのでした。

リリアンは皇帝の手に手を重ね、怖かっただろう心情に寄り添います。

身体が凍てつく程寒かったけど、それを尋ねる事さえなく誰一人個人としての「カエル」として見てくれる者はいなかったのです。

その想いと同じものをリリアンが感じたのではないかと心配したのでした。

リリアンはその想いを聞き、自分が同じ想いをしないようにと配慮してくれたことを感謝します。

そして、素敵な優しさだと伝えたのです。

素敵と言う言葉に照れる皇帝ですが、もともと良い男だとも主張します。

そして、その男ぶりの良さを確認しないかと誘うのです。

リリアンは笑いながらまた今度と断り、皇帝はその言葉にショックを受けるのです。

早朝、リリアンは目を覚まし寝ている皇帝の顔を見ています。

誰からも名前で呼んでもらえない人であり、リリアンでさえまだ呼んでいないのでした。

リリアンは原作を読み進めていたため、セイラの気持ちがよく分かるのです。

セイラが感じた寂しさや恐れを理解しています。

皇帝の側に居れば、リリアンの身にもよくない事が起きる可能性は理解していたつもりでした。

それを回避するには皇帝と距離を取るしかないと考えていたのです。

リリアンはそれでも、過去の問題は皇帝のせいではないと感じ目の前にいるのはただ一人の個人でしかないと感じました。

離れなくてはいけない、自分の道を探さなくてはいけないと思いつつ自分の気持ちに自信がなくなってきたのです。

転生先のリリアンではなく、セイラの代わりの立場としてでもなく、個人として皇帝をどう思っているのか考えるのでした。

自分が見て来た皇帝は抜けているところもあるけど、とても優しくしてくれようとしたのです。

その時、リリアンを探す大声が聞こえてきました。

何事かと思ったリリアンですが、侍女たちは必死で探していたようです。

散歩がしたかったのならば自分たちが案内すると、なぜ何も言わなかったのかとホッとした様子の侍女たち。

侍女たちはリリアンの身体の冷えも気にします。

さらに、皇帝がリリアンを探す声も聞こえてきました。

リリアンは思ったよりも朝の散歩が長かった事を詫びました。

それでも、どうしてこんなにも心配したのか尋ねます。

皇帝はリリアンが逃げ出したのかと思っていました。

なぜ逃げだすと思ったのかとリリアンが訪ねますが、皇帝は自分が負担になっているのではと考えていたようです。

リリアンは笑顔で、まだ契約は残っている事を示しました。

皇帝はその事をよく思っていないと主張しますが、リリアンは許しません。

この契約は自分のためではなく二人のためだと思っていたリリアンです。

自分の身を守るためと、皇帝がリリアンの事を忘れるため。

しかし、当初の予定とは違うある想いにリリアンは気が付いたようなのです。