シャドーハウス ネタバレ62話！深夜に館を探索するエミリコとショーン、満天の星に誓う思いとは！？

ジョンとエミリコは、シャドーについて分かったことをおさらいしていました。 

『生き人形』はシャドーを模して作られたと信じさせられていましたが、本当は、シャドーが『生き人形に』似せて作られていたのです。

シャドーは人間の影響を受けやすく、側にいる人間を真似て育ちます。

ジョンの記憶の始まりは、ショーンの記憶の始まりとほとんど同時期からでした。

部屋でしばらく生活していると、ショーンが来たとジョンは言っていたそうです。

シャドーは人間とふれあうことで、意識を持ち出すのではないかとショーンは考えます。

シャドーハウスのルールにある「おやすみのキス」。

これも人間らしくなるために必要な触れ合いなのかもしれません。 

ラムが『お披露目』に落ちたことを不思議に思っていたエミリコ。

お披露目中にやる気が出て、才能が開花しかけていたラム。

ラムには、過酷なお披露目を乗り越えるだけの力があったはずです。

問題は、ラムではなくシャドーのシャーリーにあったのかもしれません。 

シャーリーはラムとの触れ合いが少なく、人間らしくなれなかったのではないでしょうか？ 

今までにも、そうしたシャドーはお披露目で落とされて、処分されてしまったのではないかと考えられます。 

シャドーハウス【62話】ネタバレあらすじ

『喜びの会』まであと5日。 

ケイトたちが同窓会を開いている間、エミリコはショーンと一緒に館を探索することにしました。

館の中には使われていない部屋が結構あります。

屋根裏部屋らしきところへ来たエミリコとショーン。

エミリコは部屋の窓を開けると「屋根に上がれそうです」と言って、窓から出て行きます。

後を追って、窓から出るショーン。

屋根の上でエミリコはショーンに「シャドーハウスの外に出たいですか？」と聞きます。 

自分が人間だと言うことをケイトに聞かされて以来、ずっともやもやしていたエミリコ。

『生き人形』から人間として完全に記憶が戻ったら、何が変わるのか・・・。

エミリコやショーンが村から来ていたとして、シャドーハウスを出ても村に戻れるのか、戻ってもそれが幸せなのか・・・。

館での生活は、掃除は大変で、睡眠時間も短く、シャドーに比べると食事も質素です。

でも、貴族ではないエミリコやショーンの村での暮らしは、似たような物かもしれません。 

「私たちって村では何をしていたんでしょうね？」とエミリコ。

最初から読み書きが出来るショーンやリッキーは、いい家の生まれかもしれません。

「リッキーは成金的なやつだろ」とショーン。

ショーンの家は商人、裁縫が得意なエミリコは縫い物の仕事をしていたかも・・・と二人は想像します。

シャドーハウスの『生き人形』でいることと、人間として外に出ることどちらが幸せなのか、今の二人には分かりません。 

「そういえばなぜ『生き人形』と呼ばれるのでしょう？」とエミリコ。

村の人間がそのまま館に仕えてもいいのではないかと思います。

ショーンは「記憶がないことに疑問を持たせないため。あるいは『命』を意識させないためじゃないか・・・」と答えました。

自分で言ってしまったことと、今までの自分たちの行動を考えてヒヤリとするショーン。 

さらにショーンは『顔の見えない人形』は、主人が死んでしまって、喪に服している『生き人形』なのではないかと思いつきます。

それを聞いたエミリコ。
ラムを見つけるために「顔の見えない人形のベールを片っ端からめくっていきましょう！」と言います。

「そんな怪しい行動をしたらすぐに報告される」とショーン。

エミリコは「いつかラムを救ってみせる」と意気込むのでした。

もう一つショーンは、エミリコと話をして確信したことがあります。

それは、「生き人形の名前をシャドーに付けている」ということです。

「『ケイト』だったことを思い出せない」とエミリコ。

お互いに「ケイト」「ジョン」と呼び合ってみるのですが、違和感に吹き出してしまいました。

エミリコは「ケイト様にいただいたエミリコという名前が気に入っています」と言います。

「生き人形が人間である」など、ケイトの知識はどこから来たのでしょう？

ケイトは、エミリコが洗脳されたときも影響を受けていなかったようです。

「ケイト様は私が混乱するので、言っていないことがたくさんあるそうです」とエミリコ。

まだまだ謎が多いケイトには、エミリコやジョンが好きになる不思議な魅力があるとショーンは思いました。

空を見上げると、雲が晴れて満天の星が！

「この星空に見覚えがあります！」とエミリコ。
人間の頃の記憶が残っていたことを喜びます。

ショーンも「覚えている」と言いました。

エミリコは「生き人形としてではなく、人間として感動できるこの気持ちを忘れたくない」と言いました。

そして、今度はリッキー・ルウ・ラムを入れた5人でこの星空を見ると誓うのでした。