二度生きるランカー ネタバレ11話！特性『強化骨』を獲得した豪。そして、豪の後を追う2人組の正体とは？

二度生きるランカー11話のネタバレ込みあらすじ

1000匹のモンスターを狩り終え、クエスト最大の達成条件を満たしました。

「火炎の心臓　霜の紋章」のかけらを全て集め、完成された「火炎の心臓　霜の紋章」が体内へと取り入れられます。

そして、肉体の変化が始まりました。

新しい肉体…『強化骨』を獲得しました。

豪は、ステータス・ウィンドウを開き、能力値を確認します。

バトリの吸血剣を通し、モンスターの精髄を吸い込んだため、能力値は急速に上昇していました。

獲得した『強化骨』は、免疫力と抵抗力を持ち、疲れにくくなる特性があります。

そして、自己治癒力にも優れているため、危険な状況でも重傷を負うことが少なくなるのです。

しかし豪にとって、この特性が必要な理由は他にありました。

それは、中断されていた継承作業を再開させるため。

現在の完成度、21.3%

「不安定な龍体」から「未熟な龍体」へとステータスが変更されました。

この継承作業のためには、丈夫な受け皿が必要でした。

そして、その受け皿作りには、『強化骨』が必須だったのです。

「チュートリアル内のランキングに名前を登録しますか？」とポップアップがでました。

登録するメリットはなく、上位の者から警戒されるだけだと判断した豪は、その選択を拒否します。

しかし、非公開状態で入ることが出来たランキング。

豪のランキングは、281位。ポイント数は6,700と表示されていました。

そして上位3名の表示されたポイント数を見て、差が大きすぎることに疑問を抱きました。

エドラ、パント、カン…、一体何者なのか？

そして、もっと速度を上げなければ、と豪は悟ったのです。

背後から感じる気配に振り向いた豪。

「ここで他のプレイヤーを見たことがない」と怪しんでいます。

部外者か？それとも自分を追ってきた者か？

ユルを助けるため、やり合った相手…、その復讐のために餓狼団が来たのなら…！

豪は、ナイフを手に思考を巡らせます。

そして人影が現れ、瞬時にナイフを投げつけました。

その先には、緑髪のプレイヤーがいました…！

突然飛んできたナイフに驚き、尻餅をついてしまった緑髪のプレイヤー。

そこへ、赤髪のプレイヤーが割り込み、豪が投げたナイフを払い落しました。

「何の真似だ」と怒りをあらわにする赤髪。

「餓狼団ではないのか？」と豪は確認をします。

その質問に、「なぜ餓狼団が？」と疑問を投げかける赤髪に対し、「なぜつけてきた？」と返す豪。

餓狼団とは、無関係そうな赤髪。

「だからといって、いきなり攻撃するなんて…」と話します。

「正体を明かさず、後をつけて来た者を歓迎できない」と豪も譲りません。

しかし豪の言葉に、素直に謝る2人組。

その真摯な態度に、豪も「要件は？」と話を聞く態度をとりました。

途端に2人の表情は明るくなり、「仲間になれ！」と赤髪が元気よく誘ってきました。

いきなりのことで疑問を浮かべる豪と、直球すぎる言い方にガッカリした様子の緑髪。

呆れた豪は、背を向けて歩き出します。

しかし、「話は終わってない！返事をくれ！」と引き止める赤髪。

即答で断る豪。

そして、「何者か分からない上に、チームを組むメリットを感じない」と言い切ったのです。

それを聞き、赤髪が「俺たちを知らない？なんで！？」と問い詰めました。

続けて「チュートリアルの大スターだぞ！！」と自信満々に言うのです。

そこへ、すかさず「自己愛の強いナルシストだけど、悪い人ではないから理解してほしい」とフォローする緑髪。

そして、改めて自己紹介をしました。

緑髪のプレイヤーはドイルと名乗り、残念な赤髪のことはカンと紹介しました。

名前を聞き、「ランキング11位と3位のか？」と確認をする豪。

ランキングを出され、少し照れた様子を見せるドイル。

「エリアEやFにいるはずのランカーが、ここにいることは怪しいと思うけど…」と話します。

しかし豪は、この2人組がドイルとカンであることを信じました。

その理由は、龍魔眼にありました。

龍魔眼で生物を見たとき、肯定的な思考を持つ者は気が薄く見え、否定的な思考や敵意を持つ者は濃く見えることが多いのです。

そして、カンとドイルは薄い色をしていたため、真実を話していると判断しました。

しかし、そうなると疑問が出てきます。

功績値を貯めることに必死になっているはずの彼らが、前半エリアに戻りスカウトしてくる理由とは…？

すると、ドイルが「所属しているチームやクランは？」と質問をしてきました。

「ない」と即答する豪に、「それならよかった」と返すドイル。

そして、「エリアEにあるアーティファクトを絶対に手に入れたい」と目的を話し始めました。

「それを手に入れるためには、最低でも3~4人のパーティーでなければならない」と続けます。

「そこで参加する者を探せばいいだろ」と言った豪。

しかし、「エリアEとなると、大体のプレイヤーはチームや所属が決まっている」と話すドイル。

その話を聞き、豪は、エリアAをソロクリアしたこと、カエン一味とやり合ったことで注目されてしまい、声をかけられたのだと理解しました。

そして、「エリアEには3位と11位が手を組んでも手に入らないアーティファクトがあり、それを手伝う人間が必要なんだな？」と確認をします。

「それ以上は話せない」と言いながらも、豪の確認には否定をしないドイル。

その反応から、『ハルガンの王冠』が目的だと悟った豪。

駿たちのチームも意外なところで発見したヒドゥンピース…レア（巣）

レアの首長ハルガンは、凶悪な気性の持ち主で、レイドするのに苦労したらしい…。

そして、ハルガンの褒章『ハルガンの王冠』には、威厳と統率力を高めるオプションが付いているのです。

しかし、豪には必要のない物でした。

…それに加えて、仲間を信じて裏切られた駿。

塔は、徹底された弱肉強食の世界であり、そんな危険な場所で仲間を作る必要性は感じられませんでした。

「報酬は十分に渡す。欲しいものがあれば、別に支払いもできる」と誘うドイル。

大して欲しいものではないが、ヒドゥンピースに変わりはありません。

得られる功績値は多くありそうで、少しの合間に貯められるならば損ではない。

そう判断した豪は、条件付きで仲間に加わることを了承します。

アーティファクト以外の残りのアイテムをもらうこと。

「それに見合う実力を見せてね」と話しながらも、条件を飲むことにしたカンとドイル。

そして、笑いながら手を差し出したカンは、「名前は？」と訊ねました。

ここは戦場であり、本名を明かす必要はない。

そして豪は、コードネーム「カイン」と名乗ったのでした。