ミュエラの捜査官 ネタバレ61話！イアンが復職!?エドワード直轄の秘密捜査官?キュバインハウスに新しい使用人が来たけど…

捜査官を辞職したイアンですが、新しく捜査官長に就任したのがエドワード・エバンスだったことで状況が変わります。

エドワード直轄ともいえる、「秘密捜査官」に任命されました。

イアンの秘密捜査官としての初仕事は、アラナデイルのデイル家から魔法品を購入した人物を探し出し、それを壊すこと。

そのための権限も与えられます。

一方キュバインハウスにも変化がありました。

ミュエラの捜査官61話のネタバレ込みあらすじ

イアンは捜査官長室に呼ばれました。

剣闘場事件の後、新任官長となったのはエドワード・エバンス公爵で、イアンとは姻戚関係。

イアンの継母である伯爵夫人とエドワードの母が姉妹なのです。

秘密捜査官に任命されるイアン

エドワードはイアンが辞職に至った経緯を伯爵夫人とアルゴから聞いているようでした。

余計なことを、と小さくため息をつくイアン。

エドワードは、そんなイアンを相変わらずだと思ってクスッと笑いました。

エドワードは整った顔に余裕めいた笑みで人を魅了する人物で、現在王位継承第1位という立場…。

他愛のない話から始めるエドワードに対して、無表情で興味のなさそうなイアン。

ひとしきり話し終わると、本題に入ろうとエドワードが切り出しました。

エドワードは、イアンが辞職したことでホーガン家が矛先を収めたものの、逆に貴族から反発があると言います。

大富豪といっても商人であるホーガン家の圧力に貴族が屈したことでプライドが傷ついたようだというエドワード。

イアンは意外な反応だと思います。

正室である伯爵夫人が優しい人だったから、妾であるイアンも貴族として育ってきました。

それがホーガン家の件で貴族たちから支持を受けていることが滑稽に思うイアン。

人間は不思議な生き物だとつくづく思います。

エドワードが、イアンを復職させると言い出しました。

でも、ホーガン家の目があるから表立って復職はさせられないから新しい捜査官職を作ると言います。

貴族たちはイアンがこちら側の人間だという確証が欲しいのでした。

面倒だと思うイアン…。

イアンは秘密捜査官という官職になり、報告はエドワードだけにすることになりました。

アラナデイル事件を再び捜査

秘密捜査官としてのイアンの最初の仕事はデイル家に関することでした。

以前の報告書に、イアンがアラナデイルで禁止している魔法品を見つけたとあったからです。

イアンはアラナデイルという言葉を聞いて、ケイトのことが頭をよぎりました。

出会ってまだ数ヶ月しか経っていないことに改めて考え至るイアン…。

デイル家は数年前までは税金を滞納するくらい貧しかったのに、短期間でなぜそんな状況から抜け出すことができたと思うかとエドワードが訊いてきました。

イアンは、デイル家が魔法品を輸入してミュエラの裏ルートで売っていたのだろうと思いますが、一捜査官が単独で捜査できることではありません。

エドワードは、イアンにデイル家から魔法品を購入した人物を見つけ出して魔法品を壊すよう命じました。

壊す?とイアンが訝しみます。

そのためにエドワードはイアンに特別な権限を与えました。

独自の判断で魔法品を壊していいし、事後報告でもかまわないと言うのです。

さらに、エドワードは小さな女性用の剣を渡しました。

もう少しカッコいいのを渡したかったけれど、失くしても惜しくないのはこれしか無かったと言うエドワード。

でも、すごい力を秘めているようだと告げます。

汚れを浄化するとか?…と嘘とも本当ともつかない言い方をするエドワードに、どうでもよさそうに、もう失礼してもいいかと言うイアン…。

元同僚の捜査官カイザーの自責の念に

官長室を出たイアンを、捜査官たちが待ち受けていました。

復職できるのかと色めきだつ元同僚に、親戚同士の世間話だと言うイアン。

元同僚は驚きますが、エドワードの立場は周知の事実なので今の王が…と口走るジェイド。

エドワードが王位継承1位である理由は、先王の弟の息子で現王の従兄弟であるためです。

現王は17歳のときに病気になり、20歳までは生きられないと言われていたので、エドワードが王位継承1位というわけでした。

帰りがけ、イアンはカイザーに呼び止められます。

イアン1人の辞職で済んだことを申し訳なく思っているカイザー。

イアンが飄々としているのは、俺に責任を感じさせないためだと勘違いしていました。

俺に出来ることはなんでもすると言うカイザーに、イアンは頷きますが実は何のことかさっぱり…。

キュバインハウスに新しい使用人が!

キュバインハウスに新しい使用人がやってきました。

ところがまだ14歳の少年です。

雑用係のような仕事で本当にいいのかと訊ねるケイトに、少年は孤児院は16歳までしかいられないしどうせすぐ出なくちゃならなかったと言いました。

14歳なら見習い使用人として働くには十分ですが、その少年の顔には傷があります。

男の使用人は外部の人と接触する機会が多いから疎まれるだろうと思ったケイト。

傭兵や騎士になるつもりはないかとケイトが訊ねると、剣はいやだと少年は青ざめます。

ケイトは、食事は私と一緒で寝るところはキッチンだけどいいかと笑顔で訊ねました。

うん!と答える少年。

その顔は、ぱあっと明るくなりました。