虫かぶり姫 ネタバレ24話｜漫画｜エリアーナが人道援助によって戦争回避したことは正しい選択だったのか？問い詰められるエリアーナは・・・。

エリアーナが開発したスイラン織が大流行して、辺境領は経済に活気がでて賑わっていることに、ヘイドン伯は感謝していました。

しかし、好戦国マルドゥラとの戦回避を提案し、軍事予算を他に回すことをエリアーナが主張したために、サウズリンドの大事な軍事拠点でもあるイーディア辺境領主として、エリアーナの意見に不信感を抱いたのです。

国を守るために第一線で戦ってきたイーディア領民の気持ちを何もわかっていない、と話すヘイドン伯にエリアーナは・・・。

「虫かぶり姫」24話のネタバレ込みあらすじ

マルドゥラへの防衛よりも、食料支援を提案したエリアーナ

バルコニーで一人休んでいたエリアーナの元にヘイドン伯がやってきました。

エリアーナの助言でマルドゥラへの支援と軍事牽制を行ったことで、表面的には平穏が戻り、戦争を回避したエリアーナの名声が高まりました。

エリアーナは、戦争回避の決定をした頃の事を思い返します。

サウズリンドでは、今年は小麦が豊作で、値崩れしないように対策を取ることが議題に上がっていました。

エリアーナは、その小麦は、国が買い上げて、備蓄とするように提案したのです。

エリアーナは、先代の資料から、サウズリンドが豊作だった年は、他国では寒波や日照りが起きやすいこと、食料不足が原因で、他国からの侵攻が起きやすい、という事実に気づきました。

そこで、他国の気象情報を集め、統計を取ったところ、今年はマルドゥラ領域に寒波の被害が出る、と予測を立てたのです。

側近グレンは、食料不足に陥って内政が混乱すると、マルドゥラ国が攻めてくる可能性が高いので、辺境領主ヘイドン伯と防衛対策を取るべきだ、と主張しました。

なぜ、戦争はなくならないのか、と考え続けてきたエリアーナ

エリアーナは、歴史書を読むたびに、どうして戦争は無くならないのかずっと考えてきました。

他国の武力の脅威に対抗して、自国の防衛力を上げることが正しい選択なのか・・・。

戦争を起こすことはたやすいけれど、戦争で失われる物は大きい、戦争を仕掛けられる前に、その芽を摘むのが文明国ではないかと。

側近アレクセイは、その理想論が好戦国に通じると思っているのですか、とエリアーナに尋ねます。

エリアーナは、思わない、と笑顔で断言します。

なぜ、相手に合わせて対応しないといけないのか、自分達のやり方があるはずで、それを考えるのが文官達ではないのか、と真剣な表情で言い切るエリアーナ。

手厳しいエリアーナの意見に固まる側近アレクセイ。

クリストファー殿下は、いつも冷静なアレクセイがやりこめられた様子に思わず笑ってしまいますが、エリアーナの意見をすぐに会議にかけ、強硬な反対者達を抑えて、マルドゥラ国に食糧支援をすることを決定したのでした。

常に他国侵攻にさらされてきたイーディア領民の気持ちは？

食料支援をすることで、マルドゥラに恩義を与え、サウズリンドの人道主義を周辺諸国に知らしめた「マルドゥラの戦回避」、それは正しかったのか、とヘイドン伯は言います。

イーディア辺境領は、今まで国境の防衛の第一線であり、何度も他国に蹂躙された歴史を持っています。

エリアーナは、浮いた今年の軍事予算を、クルグ地方の医療次述更新に回すように助言しました。

サウズリンド国を守るために、国の防衛の要として常に危険と背中合わせで戦ってきたイーディア辺境領の領民の気持ちを考えた事があるのか、と言うヘイドン伯。

エリアーナは、ヘイドン伯の厳しい言葉に、何も言い返せずにいました。