本当にあった笑える話より沖田×華(ばっか)先生の漫画「不浄を拭うひと」8話を読んだので、今回は8話のネタバレと感想をご紹介します。
ゴミ屋敷の清掃依頼を受けた山田さん。
1Kの部屋に住んでいた50代夫婦の部屋は、玄関からあふれ出すほどゴミがありました。しかも、ネコがいた形跡があります。
ゴミ屋敷で動物がいた場合、ほとんどが亡くなって発見されます。
遺体はタンスや冷蔵庫から出てくることもあり、山田さんは苦手としているのでした。
先輩に助っ人を頼んで、数日かかりで部屋を片付けた山田さん。不思議なことに最後までネコは出てきませんでした。
ふとキッチンの窓を見ると、網戸の下の方が10cmほど破れています。ネコたちは、おそらくこの隙間から脱走したのでしょう。
外の世界も大変なので、生き延びるのは難しいだろうけれど、どこかで幸せに暮らしていればいいなと願う山田さんなのでした。
Contents
不浄を拭うひと【8話】の考察予想
不浄を拭うひと【8話】の考察予想や、見どころについてと後半はネタバレ確定がありますので、ネタバレが知りたい方はこちらをクリックして飛ばしてくださいね。
特殊清掃の仕事を始めたばかりの頃、よくペアを組んでいた長井さんと久しぶりに会った山田さん。
当時を振り返り、今、山田さんが特殊清掃の仕事を続けていられるのは、長井さんの言葉があったからだと伝えました。
そんな山田さんに長井さんは、仕事のことで相談があるとおもむろに話を切り出します。
ただの呑み会ではなかったのかと身構える山田さんに、長井さんは「山田スペシャル」の作り方を教えて欲しいと言うのでした。
「山田スペシャル」というのは、山田さんが作った消臭剤で、特殊清掃の業界ではとても評判がいいのです。
その噂が長井さんの耳にも入ったらしく、べた褒めしたあと、作り方を教えて欲しいと言ってきたのです。
お金を払うからとも言われたのですが、山田さんは企業秘密だと言って押し通しました。
恩人でも今は同じ職業のいわばライバル同士。
こういった水面下の取引をかわさないと生き残っていけないのです。
断り疲れてしまった山田さんは、長井さんとは当分会いたくないと思うのでした。
不浄を拭うひと【8話】ネタバレあらすじ
特殊清掃の仕事は、基本24時間対応をしていますが、今日は数年ぶりに元先輩に会うので、対応は奥さんに任せて、山田さんは休暇をとりました。
元先輩の名前は、長井文吉(ながい ぶんきち)さん。
今は自分で特殊清掃の会社を経営している50歳です。
長井さんが予約をして、もんじゃ焼きのお店に連れて行ってくれました。
実は以前、長井さんともんじゃ焼きのお店に来たときは、山田さんは全然食べられなかったのです。
何故かというと、特殊清掃に使うアイテムの中には、もんじゃ焼きに使うのと同じような金属のヘラがあります。
主に汚物の除去に使用するのですが、殺虫剤で死にきれなかった大量の虫を細かくするのにも使うので、新人はもんじゃ焼きが食べられなくなってしまうのです。
ある程度、場数を踏んでいけば、次第に何も感じなくなります。
例えるなら、看護師さんがカレーを食べながら排泄物の話が出来るのと同じ感覚です。
美味しそうにもんじゃ焼きを食べる山田さんを見ながら、長井さんは、それだけ一人前になったってことだなと喜んでいます。
山田さんが入ったばかりの頃は、依頼がたくさん来ていたので、一人で大変だっただろうと昔を懐かしんで長井さんは言いました。
山田さんは、そのおかげですぐに慣れましたと返しました。
山田さんが仕事を始めたばかりの頃、長井さんとペアを組んでいたことがあります。
あるときは、若い女性の自殺現場へ行ったこともありました。
その女性は、これまでにも何度か、睡眠薬を飲んでは手首を切って、救急車で運ばれていたそうです。
でも今回は、手首を深く切って血が止まらず、救急車を呼ぼうと携帯を探し、手に取ったのですが、パニックと薬でもうろうとしているうちに亡くなってしまったという事でした。
長井さんは、自殺未遂に失敗したというやつだと言いました。
1DKの部屋に入ると、一面血まみれでした。
殺人現場なんじゃ・・・と山田さんが言うと、長井さんは、これはのたうち回った後だと言いました。
亡くなるまでに相当苦しんだようです。
部屋が凄惨さを物語っていました。
長井さんは、清掃道具を取り出すと、おもむろに掃除を始めました。
血まみれになったカーテンや寝具を捨てて、床を拭いていきます。
亡くなってから時間が経つと、血を拭くのは大変なのですが、今回は2日も経っていないため1~2回拭けばきれいに取れました。
気合いを入れれば、半日で終わる仕事だと言う長井さん。
山田さんに消毒・拭き取り・消毒・ラストスパートかけろ!と次々と声を掛けてきます。
山田さんはその掛け声に合わせるように必死に拭きました。
床の清掃が終わってぐったりする山田さんに長井さんは、次の現場に行くから早く作業服を脱いでと言ってきます。
次の依頼は、60代の女性が死後4カ月で発見された部屋でした。
今回は、見積りを取るだけで、清掃はありません。
死後4カ月の部屋とはどうなっているのか、ドキドキしながら部屋に入ってみると、先程のすさまじい現場とは裏腹に普通に人が住んでいそうなくらいきれいな1Kでした。
その女性は、布団の上で亡くなったらしく、くっきりと人型が残っていました。
汚染の範囲は広くはありませんが、体液が下の土台までいっているので、畳から床板まで取り替えなければいけません。
4カ月も体液がついていた素材は、消臭に限界があります。
完全に匂いを消さないと、次の入居者にも影響があると長井さんは大家さんに説明しました。
仕事が終わって居酒屋に入った山田さんと長井さん。
しょんぼりしている山田さんに長井さんは疲れたのかと尋ねました。
山田さんは、ひとりぼっちであんな風に亡くなるのは気の毒だと返します。
すると長井さんは、孤独死する人は自分が孤独死するなんてこれっぽっちも思っていないんだから気に病むことはないと言いました。
どういうことかという顔をする山田さん。
長井さんは、最後の人の部屋は、お皿も軽く洗ってあって、生ゴミも細かくして三角コーナーに捨ててあったから、後からちゃんと片付けをするつもりでいたんだろうと言いました。
きっとそうやって何年も生きていた人だったのでしょう。
だけどある日、具合が悪くなって、ちょっと横になれば治ると思い布団に入ったら、そのまま亡くなってしまったのです。
目が覚めたら、いつもの日常がくると思っていたものが来なかっただけだと長井さんは言いました。
そして、たとえ明日、目が覚めなくていいと思っている人でも、明日はくると思って生きているのだと続けました。
最後は見るにたえない姿になっていたとしても、自分たちが思うほど亡くなった人たちは悲惨な生活を送っていたわけではないと長井さんは言います。
そして長井さんは、そう思うと、亡くなった人たちも人間として一つの人生をまっとうしたのだと思わないかと山田さんに尋ねました。
特殊清掃の仕事は報われないと思っていた山田さんでしたが、長井さんのその言葉でやる気が出ました。
ここまでやってこられたのも長井さんのおかげですと言う山田さん。
長井さんはとても喜んでいました。
不浄を拭うひと8話を無料で読む方法とは?
不浄を拭うひと分冊版6話は死後、残された人たちの行動がポイントでした。
ネタバレを文章で読めたけど、漫画を無料では読めないのかな?
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不浄を拭うひと8話の感想&次回9話の考察予想
虫を細かくくだく・・・思わず想像しそうになって自分にストップをかけました!
今回も深いお話でしたね。
たしかに自分がいつ死ぬかわかる人なんていません。
明日、1年後、5年後、10年後くらいまで生きていることを考えて行動しています。
でも、誰にでも平等にいつか死はやってきます。自分の場合はいつどこで・・・?
そんなことを考えさせられるお話でした。
普段は知ることのない特殊清掃の実態と、死について考えるきっかけがある「不浄を拭うひと」。
次回はどんなお話なのか、続きが気になります!
まとめ
今回は漫画『不浄を拭うひと』8話のネタバレ込みあらすじと読んだ感想をご紹介しました。
ポイントを使って、不浄を拭うひとが600円分タダで読めるのでぜひ試してみてくださいね♡