不浄を拭うひと ネタバレ5話｜特殊清掃の現場にある落とし物とは!?

沖田×華（ばっか）先生の漫画「不浄を拭うひと」5話を読んだので、今回は5話のネタバレと感想をご紹介します。

山田さんは、孤独死や事故現場の原状回復をする特殊清掃や遺品整理の仕事をしています。

前回のお話は、誰もが知る高級ホテルからの依頼でした。

きれな眺めを見ながら死ぬことを選ぶ人、アクシデントで死んでしまう人。ホテルには様々な人が訪れます。

そんな人たちの死に触れ、自分にはどんな死が訪れるのか、考えずにはいられない山田さんなのでした。

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今回のお話は、特殊清掃の現場で出会う様々な落とし物がテーマでした。

あるときは、手袋と思い人の手の皮膚を拾ってしまい、またあるときは、ウジの付いた目玉を拾ってしまいました。

そして、亡くなってから発見まで時間が経ってしまった人の家では、大量のハエが悪臭のするフンをこれまた大量に落としているそうです。

また、孤独死した人の家は、水回りが汚れていることが多いと山田さんは言います。

新たに依頼を受けた家では、トイレ以外にも家中に排泄物（落とし物）があったそうです。

大家さんに見積もりを出したところ、高いからまけろとゴネられたそうで、さすがに断ることした山田さんでしたが、これからも特殊清掃の現場では、いろいろな落とし物に出会うのでしょう。

不浄を拭うひと【5話】ネタバレあらすじ

山田さんの奥さんは、車のキーを探していました。

先ほど、玄関に落ちていたのを拾っていた山田さん。
奥さんに手渡すと、奥さんは喜んでくれました。

落とし物は拾ったら感謝され、戻ってきてホッとするのが一般的ですが、特殊清掃の現場での「落とし物」には毎回、困惑してしまう山田さんなのでした。

今回は、そんな特殊清掃の現場での「落とし物」のお話です。

 

• その１

一人暮らしの70代の女性は、入浴中にヒートショックを起こして亡くなってしまいました。

浴槽は追い炊き機能付きだったので、発見されたときには煮込まれて骨だけしか残っていなかったそうです。

骨は警察が回収していきましたが、その他の爪や髪の毛を処理するのは特殊清掃の仕事です。

バスタブ内の清掃を済ませて、床に落ちているゴミを拾っていたとき、壁際の洗剤の近くに手袋が張り付いていることに気が付きました。

捨てようと手に取った山田さん。
クシャっという手袋にはありえない感触に違和感を覚えて、改めてよく見てみると・・・。

それは、人間の手の皮膚だったのでした！

人間は一定時間以上水の中にいると、皮膚と皮下組織が分離してしまい、皮膚だけきれいに手袋のように抜け落ちることがあるそうです。

これだけのために警察を呼ぶのもどうかと考えた山田さん。
悩んだ挙句、ゴミ袋にそれを入れたのでした。

 

• その2

老人用の介護サービス付きマンションからの依頼でした。

亡くなったのは80代の男性。
助けを求めようとしたのか、玄関のドアの前で亡くなっていたのでした。

猛暑で、あっという間に崩れ落ちそうなほど腐乱が進み、廊下にまで体液が流れ出てきていました。

ドアの周りと廊下の清掃で1日は終わってしまいそうです。
マンションのオーナーの意向で、その日はドアの外側だけ作業をすることになりました。

廊下を清掃していると、エレベーターの方までウジがいます。
どうやら遺体を運んだ警察が慌てていて、汚染を広げてしまったようです。

24時間スタッフ常駐のマンションなのに、すぐに発見されなかったことを不思議に思い先輩に尋ねてみた山田さん。

先輩は、ドアノブに消毒液を拭きかけながら、スタッフがそんなにいるようには見えなかったから、様子を見るヒマがなかったんだろうと言いました。

孤独死がイヤで大金をはたいてマンションに住んでいるのに、結局は孤独死してしまうなんて皮肉な話だと更に先輩は言います。

ちょっと落ち込んだ山田さん。
ふと目を上げると、廊下の先に白い玉が落ちていることに気がつきました。

何だろうと何気なく手にとって反対側を見ると・・・。
それは、ウジの付いた目玉でした！

どうやら警察が遺体を回収したときに落としていったようです。
どうしようかと悩んだ山田さんと先輩でしたが、仕方なくゴミ袋に捨てたのでした。

 

• その3

部屋で病死した30代男性。
発見したときは、死後1カ月が経過していました。

故人の部屋の物を売って、清掃代の一部に当てたいという大家さんの希望で、見積りに呼ばれました。

亡くなってから発見まで1カ月も経ってしまった部屋はすごい悪臭がします。
悪臭の原因は、遺体や血液の腐敗臭もありますが、実は、ハエのせいなのです。

遺体の腐敗が始まると、ハエが寄ってきて卵を産み付けます。
そして、卵からふ化したハエは遺体を養分としたフンをしますが、これが相当に臭いのです！

密室の部屋中に何万匹ものハエが飛び回り、寿命が尽きるまでところ構わずフンをします。

当然、部屋に置いてあったものはすべて臭くなり、何をしても匂いは消えないので廃棄するしかありません。

大家さんに買い取れるものがないことを説明した山田さん。
一見、納得したかに見えた大家さんでしたが、最後にハイブランドのイスとソファーを買い取れないかと持ってきたのです。

山田さんの見立てでは、定価数百万円もする家具でした。

イスは布張り、布の部分にはフンが付いていないので、脚を取り替えれば大丈夫そうです。
ソファーは撥水加工のレザーで出来ていて、消毒を完璧にすれば売り物になりそうでした。

代金の一部にしかならないけれど買い取れることを大家さんに告げると、それでもいいと言われました。

山田さんは専門の業者に連絡し、イスとソファーを引き取ってもらいました。

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不浄を拭うひと5話の感想＆次回6話の考察予想

今回の特殊清掃のお仕事もビックリするような内容でしたね！
とてもゴミとは思えない「落とし物」の数々・・・。

 

生で見てしまった山田さんは可哀想でしたね。

普段は知ることのない特殊清掃のお仕事を知ることが出来る「不浄を拭うひと」。
次回はどんな出来事が待っているのか、続きが楽しみです！

まとめ

今回は漫画『不浄を拭うひと』5話のネタバレと感想をご紹介しました。

不浄を拭うひとは色々と考えさせられるテーマが多いですね。