エロスの種子 ネタバレ57話【第19話 ～冬虫夏草】ヒナと宇佐美の不倫、妻の嫉妬で2人の関係は

グランドジャンプPREMIUMよりもんでんあきこ先生の漫画「エロスの種子」の19話「冬虫夏草」を読んだので、今回は57話のネタバレと感想をご紹介します。

 

 

ホステスをしているヒナは、今まで妻帯者ばかりと付き合ってきた。

客の宇佐美とも肉体関係を持ってしまう。

 

すると宇佐美は、暴力的な妻に財布を握られているために、自由になるお金がないから、もう店には来られないと言う。

ヒナはそんな宇佐美に同情して、お店ではなく自分のマンションに呼んで会うようになる。

 

宇佐美から可愛いや最高だなど、賛辞の言葉にうっとりするヒナ。

はたして、宇佐美はヒナに本気なのか、肉体関係として利用しているだけなのか。

 

ある日、宇佐美の妻から『別れろ』とヒナに脅迫メールがくるようになり・・・・。

ヒナが怯える様子がなく、悪女のように楽しんでいるような振る舞いに注目です。

エロスの種子【19話】ネタバレあらすじ

ホステスをしているヒナは、客の宇佐美と関係を持つ。

宇佐美は既婚者で、暴力的な妻にうんざりしていた。

ヒナのマンションで何度も会うようになる。

けれど、妻の千晶から、ヒナのスマホに『別れろ』とメールがくるようになった。

 

内容はエスカレートしていく。

けれど、ヒナは怯えることもなく、深刻になる様子もない。

宇佐美は今まで付き合った女は、みんな妻の存在に逃げてしまうと言う。

自分を全て受け入れるヒナに、宇佐美は安らぎすら感じていく。

しかし、次第にヒナの危うげなエロティシズムを知っていく。

子供のころに母親の再婚相手と肉体関係を持っていたことを告白される。

宇佐美はそれでもヒナを愛することを誓います。

 

そして悲劇は起きる。

ヒナは、嫉妬に狂った千晶から刃物で刺されてしまう。

後日、宇佐美から、キミと一からやり直したいと言われるが、ヒナには平凡な幸せを求める女ではなかった。

男が自分に完全にはまり、狂わされていくことで女としての価値を実感できるからだ。

男が魅かれる可愛らしい外見とは裏腹に、ヒナは妖艶で誰にも掴めない女なのかもしれない。

エロスの種子19話を無料で読む方法とは？

エロスの種子19話の感想

オムニバス形式の、もんでんあきこ先生の漫画。

何より絵が綺麗で、エロスな雰囲気があるのでそれだけで惹かれます。

 

今回は、妻帯者の宇佐美と不倫するホステスのヒナの物語ですが・・・・。

既婚男と不倫して、いいように利用されて泣かされる、普通の女性ではないヒナの魅力が描かれていますよ。

普通なら利用されているのはヒナのほうなのでしょう。

 

妻帯者の宇佐美が、妖艶なヒナに徐々に魅せられていく様は傍からみると面白いですね。

ヒナのふらふらと揺れるような振る舞いに、妖しいエロティシズムを感じます。

可憐な外見も男を虜にするための罠なのかもしれません、怖いですね。

男性がうっかり油断して、妖しい魅力にハマっていく気持ちがわかります。

 

浮気されて嫉妬に狂う妻の存在すら、ヒナにとっては人生のスパイスなんでしょうか。

妻に暴力でアザだらけの宇佐美の背中を見ても、可愛らしい笑顔でいられるヒナはやっぱり常人じゃないです。

それなのに、自分を受け入れてくれると思ってしまう宇佐美は、既に平常心ではないのかも。

 

ヒナは両想いになって愛し合いたいわけじゃない。

人のものを奪うことでしか満たされないのは、過去に歪んだ愛情を受けてしまったせいなのでしょうね。

付き合った男に依存してきたようで、興味がなくなればあっさり捨てる。

誰のものにもならないヒナ。

飽くまで、男の愛を自分の養分としてとらえる様は、まさに寄生して生きる冬虫夏草のようですね。

たぶんヒナですら、自分の中にあるエロスに振り回されているのかもしれませんね。

 

依存する女は悲しいですが、男をエサに寄生する女は怖い。

それなのに、強いわけじゃなく女々しくもない。

どこまでも甘く妖しさを秘めた女性を描いている作品です。

まとめ

今回は漫画『エロスの種子』19話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。