悪魔公爵の花嫁 ネタバレ外伝7話｜漫画｜結局皇宮に行くことになったオースティン

争いが絶えない皇宮

最近、皇宮は以前にも増して殺伐とした雰囲気でした。

ベラの出産を控え、それぞれの思惑が渦巻いていたのです。

もしも彼女が皇子を産めば…前皇后派は一気に苦しくなります。

一触即発の事態を何とかするため、オースティンはその皇宮に駆り出されたのでした。

悪魔公爵の花嫁外伝7話のネタバレ込みあらすじ

幸せなひととき

アリエルはアンジェラに、寝る前の絵本の読み聞かせをしていました。

聖女と王子の物語を聞いていたアンジェラは、聖女は王子が好きなのだろうと笑顔でアリエルに尋ねます。

それはどうかなとアリエルは冗談めかして笑いました。

不意に遠い日のオースティンの笑顔を思い出します。

いつも冷たかった彼が優しくアリエルの名前を呼んだ時は驚いたものです。

それでどうなったのかとアンジェラはウトウトしながらアリエルに続きをせがみました。

アリエルは微笑み、もう寝る時間だから続きは明日と伝えてアンジェラを寝かしつけます。

アンジェラはすぐに眠り、アリエルはその額に優しくキスをしました。

アンジェラと過ごすこの時間が何よりも幸せなので、どうか何事もなく元気に育ちますようにとアリエルは祈ります。

娘のためのお祈りをするついでに教皇に会いに行こうとアリエルは考えました。

皇后の葬儀の時にきちんと挨拶できなかったためでしたが、自身の聖力が本当に全部なくなったのか確かめたいと思ったのです。

オースティンは皇宮へ

寝る前にアリエルはオースティンと向かい合って座り、お茶を飲んでいました。

最近顔色が悪いとアリエルは指摘し、何か心配事でもあるのかと尋ねます。

皇宮の状況があまり良くないのだとオースティンは切り出しました。

数ヶ月の間、皇宮に滞在して皇帝の手伝いをすることになりそうだとオースティンは打ち明けます。

最近はやけに騒々しいので何か起こりそうな予感がするとも付け加えました。

アリエルは皇宮という言葉に黙り込みます。

今の皇宮はまさに修羅場でした。

前皇后派と現皇后派が激しく対立していて、その結果皇帝はますますオースティンに頼るようになっていたのです。

両勢力とも、中立を守るオースティンを目障りに思っていました。

アリエルはオースティンを心配しますが、オースティンはそんな彼女を力づけます。

自分も一緒に行ってはダメかというアリエルの申し出をオースティンは断りました。

ベラが皇子を産めば間違いなく動乱が起こるはずで、ベラは自分たち家族を良く思っていないからとオースティンは彼女を説得します。

下手したら両勢力の間で戦争が起こりかねない状況と知り、アリエルは狼狽えました。

しかしオースティンは、だからこそ帝国の平和を守るために自分が行かなければいけないということを説明し、アリエルにアンジェラのことを託します。

しかしアンジェラを残して出発するには一つ、大きな問題があって…！？

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