ネタバレ7話｜悪女はマリオネットあらすじ＆感想｜漫画｜レイジェフの怒りを鎮めたカエナの一言とは？ラファエロへの思いをはっきりさせたカエナ

しかしある一言でレイジェフは鎮まるのでした。

落ち着いてレイジェフに優しく接するカエナは、彼が変わるためのきっかけを分析します。

そして導き出した答えに対して、陛下と話した事を伝えました。

カエナの言葉である事に気づくレイジェフが思った事とは？！

不敵に笑うカエナの言葉にも注目です！

悪女はマリオネット7話のネタバレ込みあらすじ

レイジェフの苛立ち

この恥知らずの無礼者どもめ！

そうレイジェフが叫ぶのと同時に食器類は激しい音を響かせ落ちます。

構わないレイジェフの叫びは続きました。

恩を仇で返すとは愚かにも程がある！鉱山数個のために皇子を裏切ったのか？

今度はその場に居合わせた侍女たちの悲鳴が響き、またしても激しい音と共に物が倒れます。

あんな奴らは生きている価値がない！

物にあたり続けるレイジェフに、鎧を纏った衛兵でさえたじろぐのです。

ハインリヒと僕がそれ程変わらない？こっちは皇子だ、ハインリヒはせいぜい大公の養子だろ？

よくも偉そうに・・・！

握りしめた拳はプルプルと震えます。

なおもレイジェフの怒りの叫びは続きました。

皇族は僕だ！薄汚いハインリヒではない！

僕が皇帝になったら全員消してやる！

そう言って拳をさらに強く握りしめるのです。

ふと、周りが違うざわつきを見せているのを感じたレイジェフ。

扉の方に視線を向けると侍女たちが後でと伝える言葉に反する、どきなさいという言葉が聞こえてきます。

現れた金髪の女性は部屋がこんなになるまで見ていたの？と呆れるように言うと前へ歩き出しました。

レイジェフが怪我でもしたらどうするつもり？と話すカエナ。

頭を下げる従者は皇女のこんなに力強く毅然とした態度は初めて見ると思うのです。

自身へと向かってくるカエナにレイジェフは睨みながら来るなと言います。

それでも構わずカエナは歩みを止める事はしませんでした。

姉の言葉に従う弟

靴音を響かせるカエナにギリッと歯を噛みしめるレイジェフは来るなと言ったはずだと警告します。

それ以上近づいたらという言葉をカエナは遮りました。

レイジェフを1人にしておけないわ・・・と。

微笑むカエナはレイジェフの頬に優しく触れます。

なんだって？と目を見開いて驚きを隠せないレイジェフはカエナの意図を知ろうとするのです。

真っすぐにレイジェフを見つめるカエナは答えました。

私がいなければ1人になっちゃうでしょ？と、変わらず微笑むのです。

レイジェフの頬から流れる血を指で拭うと、傷ついてると伝えます。

心配した顔で大丈夫か問いかけ、せっかくの綺麗な顔に・・・と嘆きました。

内心でため息をつくレイジェフはカエナを引き寄せるとひょいとお姫様抱っこをします。

子供あつかいはやめてください。そう言うと、怒っていたのが馬鹿みたいに思えてきました。

その言葉に満面の笑みを見せるカエナは気分は落ち着いた？と問いかけます。

再度レイジェフの頬に手を添えるカエナ。

甘えるようにその手に自ら頬をすり寄るレイジェフは答えるのでした。

はい、お姉様・・・と。

別室に移ったレイジェフの治療を施したカエナに、怪我はないか聞くレイジェフ。

大丈夫だと返事をするカエナは患部にガーゼを貼り、私よりも自身の事を心配したら？とレイジェフに言います。

帝国を代表する人が顔に切り傷なんて・・・と心配な顔で見つめました。

いくら腹が立っても自身の体に傷をつけないでと続けます。

顔を逸らすレイジェフはある話を聞いてカッとなり・・・と謝りました。

レイジェフの様子にカエナは内心思います。

聞いたところハインリヒに側近たちを奪われたのね。

元からハインリヒと比べられるのが大嫌いだったから怒るのも無理はないと。

レイジェフがいくら皇子としての威厳を保とうとしても年齢的にはまだ子供。

彼には大人の目や愛情が必要なのだとカエナは分析します。

それなのに親である皇帝に嫌われているのだから、私が気かける他ない。

この子は人のぬくもりに触れる事で変われるはず・・・とカエナは考えました。

カエナはレイジェフの前髪に手を伸ばして私を信じていれば大丈夫だと伝えます。

そのままその手はレイジェフの頭を撫でるのです。

カエナの言葉の意味

私の成年式を控えて動いてくる人たちが多いと思うと言います。

そしてお父様が夫の候補を選ぶ事を許してくれたと伝えました。

続けて貴族たちにもこの話が伝わるけど・・・と、フッと笑うカエナ。

その貴族たちはどうすると思う？とレイジェフに聞きながら自身で答えました。

馬鹿な皇女を口説けば皇帝になれるかも！と思って訪ねてくるはずと言います。

さらにカエナは、残念ながその時の私は具合が悪い予定なのだと言い切りました。

だからその隙にその貴族の相手をして親睦を深めればいいとレイジェフに助言するのです。

カエナの言葉で、ハインリヒに奪われた人たちの穴を埋めるという事か！と意図に気づくレイジェフ。

それと同時にある事にも気づきます。

僕にとっては良い機会だが、カエナには・・・。

そしてラファエロは？と直球でカエナに聞きました。

まだ好きなのではないのかと。

レイジェフの言葉にカエナは答えます。

彼に惹かれていたのは事実だと。

でもと言葉を続けるカエナは妖艶な表情を見せて続けました。

それは過去の事であってこれからは違う

今となっては恋心だったのかもわからない、永遠に変わらない感情なんてきっとない。

断言するカエナに驚くレイジェフ。

飾られた花が落ちるのと同時にカエナは思います。

それが好きと言う気持ちであっても・・・と。