ネタバレ20話｜悪女はマリオネットあらすじ＆感想｜漫画｜カエナには嫌悪を感じないラファエロの頭に焼き付いた場面とは？

カエナに触れた手を見つめてラファエロはカエナとの接触に不快感を感じない事に驚くのです。

そしてラファエロはカエナが接触を避けていた事に気づきある事を考えます。

さらにヘンバートンについてを調べるよう指示を出す一方で、頭に浮かんだ姿とは・・・？！

悪女はマリオネット20話のネタバレ込みあらすじ

お茶の約束と潔癖の完治？

ラファエロの言葉を復唱するカエナ。

私から招待してほしい？

その言葉にラファエロは、自身の誘いを散々断ってきたのだからそれくらいはできますよね？とカエナにぐさりと突き刺さる返事をします。

何も言い返せないカエナに再度頭を下げて殿下の招待を待っている事を伝えました。

そして顔を赤くして教えてもらったレシピの味が再現できないから今度おねがいしたと言うラファエロ。

ふふっと笑うカエナはもちろんと返事をします。

最高のお茶の時間を提供させていただくわ・・・と。

邸宅に帰宅したラファエロは自室にて両手を見つめていました。

じーっと見つめつつ、カエナに触れても嫌ではなかったと思うのです。

生まれて初めての事、その相手がカエナだというのにも驚きだと。

もしかして治ったのか？そう考えるラファエロは側近のバスタンを呼びました。

すぐに現れるバスタンは何かお持ちしますか？と伺います。

俺の手を握ってみろ

ラファエロの言葉にバスタンは固まるほかありませんでした。

変にドキドキするバスタンは主人であるラファエロが差し出した手にそっと触れます。

離せ。

ぞぞっと鳥肌を立てるラファエロはバスタンの手を叩き離します。

バスタンはひどいです！と涙目になるのでした。

ヘンバートンについて。そして焼き付いた場面

完治したわけではないと認識したラファエロはため息をつきます。

改めてカエナの行動を振り返りました。

カエナは自身との接触を避けていた、自身と同じ潔癖のように・・・しかしカエナは潔癖ではない。

理由はレイジェフのエスコートを自然に受けていたから。

それに事情はあったがしばらくは俺に支えられたままでもあった。

つまりは俺を思いやっての事か・・・？

まさか病気の事も知っているのか？

そう過るも、騎士たちですら知らない事なのに考えすぎだとラファエロは思い直します。

ずっと黙って考えるラファエロの様子に側近たちはどうしたんだろうとヒソヒソと話しました。

殿下をエスコートした後から様子が変だ。と話すと、もしかしてご主人様にも春が・・・？

と結論を出した側近たちはちらっとラファエロに視線を送ります。

しかしその姿はまさに冷徹な鬼の姿。

あれは春ではないだろうとコソコソし始めるのです。

ジェレミーとラファエロが呼ぶと、ヘンバートン・ギリアンについて知っている事を言ってみろと言われます。

ジェレミーはギリアン子爵家のご長男？この前婚約破棄した？と確認しました。

婚約破棄に反応したラファエロ。

確か2ヵ月くらい前だったと思いますとジェレミーは続けます。

カエナ皇女とパーティーで踊った直後に。そのためにヘンバートンが皇女に片思いしているという噂が出回ったと言いました。

渋い顔でキッドレー家の家臣だが、個人的にはあの家は気に入らないとも言います。

バスタンもジェレミーの言葉に同意した後、もう一つの情報も伝えるのです。

子爵には愛人が5人以上いて息子のヘンバートンもちょっとおかしいという噂。

その情報に、そうだとしても皇女がヘンバートンを怖がる理由はないはずだが・・・とラファエロは疑問に思います。

そして家臣一族の後継者についてもう少し調べるよう2人に指示を出しました。

恐怖に怯え真っ青な顔に震えていた手、その顔は俺を見つけて安堵していたカエナ・・・。

ヘンバートンの前に現れる際のカエナの様子を思い返すラファエロは言います。

事あるごとに浮かびそうな場面だと・・・。

願いのための策

その夜、宮殿でカエナは桶の水で顔を洗っていました。

この人生でヘンバートンに関わる気はないが、消す以外の方法はないのか？と考えます。

しかし彼を消して得をするのはレイジェフとイェイスターだけ。

水滴が滴るままの顔はいまだに上げないカエナ。

ギリアン家はキッドレー公爵家に仕える一族。

その上軍馬産業ではかなりの力を持つ・・・ラファエロの協力を得るためにもギリアン一族を刺激してはいけない。

何よりも、ラファエロに嫌われたくない・・・。

鏡で自身の顔を見つめるカエナ。

改めてなぜラファエロを見た瞬間に安心できたのか疑問に思うも初めての感情に少なからず戸惑いがありました。

ようやくタオルで顔を拭きながら、協力的な相手に感じる感情だろうと納得させます。

ため息をつきつつ私はただ静かな田舎でゆっくりとくらしたいだけ。

振り返ったカエナはそろそろ出てきたらどうなの？と揺れるカーテンを見ます。

そして確信していた名前を言いました。

そのためにはあなたから抜け出さないと。

レイジェフ。

腕を組み隠れていたレイジェフが姿を現すのでした。