アデライド ネタバレ22話｜ピッコマ漫画｜アデルのプレッシャーとフェリックスの礼儀

とんでもなく価値のある指輪

目の前の指輪がとんでもない代物だと分かり、アデルは絶句しました。

初代皇帝から贈られた指輪というだけでも衝撃なのに、代々エリアス公爵夫人の象徴であり、魔法の石を埋め込まれた指輪だったのです。

もはや値段などつけられません。

思っていたよりもはるかに重いプレッシャーに、アデルは青ざめました。

アデライド22話のネタバレ込みあらすじ

プレッシャーを感じるアデル

初代皇帝から贈られたものという言葉にアデルは仰天します。

そんなにすごい指輪だとは思いもしませんでした。

ドワーフが施した繊細なカットで、貴重な大粒のブルーダイヤを最大限に輝かせる仕様になっているそうです。

代々エリアス公爵夫人の象徴とされてきたのだとフェリックスは話しました。

レイパーニの支配人にこれと同じものを作れるか確認したところ、石をそのまま使うのであれば可能だという返事をもらったのです。

そこまでしなくても…とアデルは恐縮しました。

しかし、有名な指輪だからこそ他のものをつけていると偽りの婚約であることを見抜く者が出てくる恐れがあるとフェリックスは説明します。

それを防ぐために同じようで異なる指輪が必要だったのだという言葉に、アデルは納得しつつもかなりのプレッシャーを感じました。

婚約が疑われるとルイを追い出すのに失敗するかもしれないからかとアデルは苦笑します。

ただそれだけが理由なら、フェリックスは元の指輪をそのまま渡すつもりでした。

期限付きではあるが自分の婚約者になってもらうのだから、できる限りのことをしてあげるのが礼儀だとフェリックスは考えていたのです。

礼儀という言葉がアデルの胸をちくりと刺しました。

さらに、元の指輪と一箇所異なるところがあるそうです。

フェリックスはアデルから箱を受け取って指輪を取り出すと、指輪の内側を見てみるよう促しました。

指輪の内側を覗き込んだアデルは、ブルーダイヤの裏側に真っ赤な石が埋め込まれていることに気付きます。

ただの石ではなく魔法石だとフェリックスは説明し、アデルはぎょっとしました。

アデルの位置を知らせてくれる魔法がかかっているそうです。

そこまで高度な魔法なんてオステルンやベルティーノ公国にしかないはずじゃないかと思い、アデルは青ざめました。

初代皇帝からの贈り物に魔法まで、完全にやりすぎだと考えます。

何より、あまりの重荷に押し潰されそうでした。

ときめき…からの急転直下！？

魔法なんてすっごく高いのにどうして…と恐縮しながら指輪をフェリックスに渡します。

万が一に供えてのことだとフェリックスは答えました。

自分の婚約者となった瞬間から、どこにどんな危険が潜んでいるか分からないのだと話して聞かせます。

フェリックスはその場で立ち上がると、アデルに向き直りました。

そっとアデルの左手を取ると薬指に指輪をはめながら、この指輪は護身用としても片時も肌身はなさず持っていてほしいと伝えたのです。

アデルは自分の指に指輪をはめられるのをじっと見つめました。

指輪をはめ終えると、フェリックスがアデルの手の甲に口付けます。

アデルはドキッとして顔が真っ赤になりました。

フェリックスが顔をあげて微笑みます。

いよいよアデルの心臓が大暴れです！

指輪をつけてくれるだけでそんな大げさな…とアデルは顔を赤らめながら呟きました。

だけど信じられないほどサマになっていてかっこいい姿だったのです。

婚約指輪だからつけて差し上げるのが礼儀でしょうとフェリックスはサラッと答えました。

激しい温度差を感じて、アデルの心が一気に冷めていきます。

さっきから礼儀礼儀って…とアデルは内心舌打ちしました。

礼儀にすぎないというならドキドキさせないでほしいと思ったのです。

アデルが不機嫌になったのを感じたフェリックスは…？

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