捨てられた皇妃ネタバレ125話！ルブリスの出生の秘密とアリスティアへの嫉妬心、そして縮まる二人の距離

父帝に信用されていなかったし愛されてもいないと言うルブリスに、そうではないとアリスティアは慰めます。

先皇から聞かされたルブリスに対する本音を伝えることが出来て、ルブリスも心が軽くなったように感じるアリスティア。

するとルブリスはアリスティアに自分の出生の秘密と、なぜアリスティアに対して憎しみに似た感情を抱くようになったのか告白しました。

それを聞いたアリスティアは、前の人生であれほど自分を嫌った理由がわかったような気がします。

気が緩んだのか、アリスティアの膝枕で眠ってしまったルブリス。

そしてアリスティアも・・・。

捨てられた皇妃125話のネタバレ込みあらすじ

散歩でもしましょうとアリスティア。

暗にルブリスの願いをきくのでした。

父の愛情を知るルブリス

皇宮庭園にやってきたルブリスとアリスティア。

ルブリスからモニーク侯爵がアリスティアを第2騎士団への転出申請書を出してきたと言いました。

第一騎士団で仕えていたメイドが毒を盛ったとわかっているので不安に思ったのだろうと、とルブリス。

モニーク侯爵はふだんあまり感情を表に出さないから、このことは意外だったと口にします。

アリスティアは正直に以前は自分も父親との間に壁を感じていたと打ち明けました。

ルブリスはどうやって距離を縮めたのかと聞いてきます。

悪夢をみて耐えきれずに手を伸ばした時、父は優しく包み込んでくれたとアリスティア。

その時口にしないだけで父に愛されていると実感したのだと・・・。

そして先皇も同じだと言いました。

ルブリスは先皇に信用されていないと言ったけれど、そうではないとアリスティアは以前ミルカン皇帝が自分に話してくれたことを伝えます。

それは皇太子妃候補の王女たちが宮殿に集まった時のことでした。

ミルカンはルブリスを信用しているから彼の決定を尊重すると言っていたのです。

そこでアリスティアがそれならばなぜルブリスに厳しくするのかと尋ねると、その役割をする人間は自分しかいないのだと心を痛めていたと話しました。

ルブリスはアリスティアの言葉を聞いて、静かに「そうか」と・・・。

ルブリスの出生の秘密と嫉妬心

二人は火災で燃えそうになった「あの木」の下にいました。

アリスティアが頭上に広がる枝を見上げ、どうしていつまでも蕾のままなのだろうと考えていると、まだその木が気になっているのかとルブリスが尋ねます。

ルブリスから話を聞いてからどうしても気になっていると答えると、木が死んだわけではないから気長に待ってみようとルブリス。

木の下に腰を下ろした二人。

ルブリスが「実は数年前まで君を恨んでいた」と切り出しました。

知っているとアリスティアも正直に答えます。

すると、自分は皇后の子供ではなくて実母は皇宮で働いていた下女だと告白しました。

意外なことに驚くアリスティア。

生まれてすぐ皇后に委ねられたけれど愛された記憶もなく、別に実母がいると聞いたときは頭が真っ白になったとルブリスが続けます。

そんなときに知り合ったのがアリスティアの母でした。

たまにしか会わなかったけれど、時に厳しくしてくれる侯爵夫人が好きだったし母親とはこういうものだろうと思っていたのです。

しかし、ある事件の時咄嗟にアリスティアを庇った姿を見て腹が立ったと言いました。

隣にいた自分ではなく・・・。

当然のことだと思うし君は何も悪くない、ただ見捨てられたようで心が痛かった・・・と。

それに、自分には厳しかった皇帝陛下でさえアリスティアに対して優しかったことも羨ましくて、それは成長と共に憎しみが増幅していったように思うと言うのでした。

彼の話を聞いたアリスティアは、だから前の人生の時にあれほどまで自分を嫌っていたのかと合点がいきます。

あのときのことを許したり忘れることはできないけれど、ルブリスのことを理解はできたような気がするのでした。

運命の皮肉

最後にルブリスは先皇のことを話してくれてありがとう、とアリスティアに感謝の気持ちを伝えました。

アリスティアが夜空の星を見上げ、人は死ぬと星になるというけれど、地上に残した誰かに見上げて欲しくて光り輝いているのかとぼんやり考えていました。

するとルブリスが眠ってしまったようで、アリスティアの肩に頭を預けてきます。

一度目の人生ではどれだけ想っても嫌われただけだったのに、今は振り向いてもらえたのに一緒になれないことが恨めしく思うアリスティア。

涙を浮かべる寝顔を見て、せめて幸せな夢を、と膝を貸しました。

翌朝、目が覚めたアリスティアはなぜかルブリスのベッドに！

ルブリスは朝まで他の貴族と一緒だったと聞き、おかしな噂が流れることはないと思うけれど・・・。

どうしてここに？と侍女に聞いてもわからないと言われる始末。

アリスティアはルブリスからだと一通の手紙を渡されます。

そこには昨夜のお礼が書かれていました。